『スカイ・クロラ』を観て来ましたヨ。
すごくよかったですヨ！…僕的には。
僕はデスね、楽しいとか面白いことってあんまり好きじゃないんですよね。
嫌いってワケではないんですが、あまり好きではないんです。
どちらかというと、程よくガッカリするのが好きなんです。
で、『スカイ・クロラ』はいい感じにガッカリというかションボリできてイイんですよ！
押井守の映画ってどれも見終わったあと感動したりテンション上がったりするような映画ではないですよね。
見終わったあとションボリするというか微妙にテンション下がって、黙って映画館を立ち去るような感じだと思うんですよ。
『スカイ・クロラ』もそんな感じなんですけど、僕的には今までとちょっと違う感じなんですよね。
今までの押井守の映画はカッコつけすぎなオッサンどもが難解な台詞を独白するシーンとかが多くて、学のないボンクラな僕はインテリな大人に見下されてるような敗北感を味わっておりました。
ですが、今回はあまり難解な台詞もなく、登場人物が子供（本当は成長しないだけで中身は大人）だからか、いつもの敗北感はなかったっす。（←なんだそりゃ！）
押井守のインタビューで若者に観てもらいたいようなこといってたので、あまり難解にしなかったんですかね。
人生２週目に入った大人の余裕からくるやさしさでしょうか。
ま、そんなわけで敗北感もなくいい具合にガッカリションボリできたんですよ。
特にラストの展開が好きです。
ちょっと唖然としてしまいましたヨ。
これはブルーレイで出たら買いですな！
薄暗い部屋で一人でションボリしたいっす！
再生する機器もテレビも持ってないけど…。
