そういえば、この間の日曜日『Mi3』を観てきましたよ。
劇場版スパイ大作戦の3作目ですな。
この作品は三作とも違う監督が演出してて、それぞれ監督の個性が出ているため、とてもシリーズとは思えないくらいバランバランです。
トム・クルーズ演ずる役は三作とも同一人物のはずなんですが、とてもそうは思えません。
三作で共通するのはロープにぶら下がるのが大好きというとこですかな。(今回は夜の上海で攻殻機動隊みたいなことやってます)
さて、前回がジョン・ウー監督でおもいっきし荒唐無稽なアクションだった反動からか、今回はけっこう現実味がありそうなスパイものになってます。
組織の形体も今までのスパイ大作戦や007な感じというより、『24 TWENTY FOUR』のCTUのような大勢のスタッフがいる大掛かりな組織になっとります。
このシリーズ定番の特殊アイテムを使いチームワークでスパイ活動するさまは観ていて楽しいですな。
けど、実際はこんなにうまく行くわけないんですよね。
現実にこんな作戦をやってもスピルバーグの『ミュンヘン』みたいに行き当たりばったりでグダグダな感じなんだろうなぁ。
…なんて考えながら観てはいけませんな。
コレはトム・クルーズの映画なんだからっ!
…けど、トム・クルーズの映画すべてでなんですけど、僕、主人公に感情移入できないんですよね。
この手のハリウッド映画は主人公になりきって、主人公を応援しながら観るのがいいんでしょうけど、陽の当たらない人生を歩んできた僕はやっぱりトム・クルーズにはなませんよっ!
で、悪役の方をに肩入れしてしまうんですが、何で組織のボスのくせにそんなとこにノコノコ出てくるかなぁ…全部部下に任せとけばいいものを…。僕だったら人質の方に(以下自粛)
いかん、いかん、『24 TWENTY FOUR』の極悪非道さに慣れすぎているようですな。
いやぁ、『Mi3』面白かったデスよ。
僕的にはCMでも使われてる橋の上の爆発でトム・クルーズが吹っ飛ぶシーンが大好きです。
あの吹っ飛び方はいいデスよ!
あと、最後のスタッフロール見てたら、「Mask Maker Design」なんてとこにシド・ミードの名前がありましたヨ。
劇中に出てくる変装用マスクを造る機械をデザインしたようですな。
これから観る人は要チェック!